高専の大学編入、全体像をやさしく|仕組み・試験科目・TOEIC・お金まで【理系じゃない親へ】
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(娘の編入を応援するって決めたのはいいけど……私、編入のこと、本当に何も分かってない。)
でも、いざ調べ始めて愕然としました。仕組みも、試験も、お金も、何ひとつ分からない。
しかも、編入の情報を発信しているのは、ほとんどが「編入する高専生本人」向け。合格体験記を読んでも、「学科順位」「数学・物理の対策」「TOEIC●●点」…と専門的で、理系が苦手な私には、正直とっつきにくいんです。
だから、自分で整理することにしました。理系じゃない親が、親のために、全体像を一から組み立てる。 この記事は、私と同じく「何も分からない」状態の保護者のための、入門ガイドです。
① そもそも、編入ってどんな仕組み?
普通の高校から大学に行くときは、まず共通テストを受けて、その点で各大学の入試に進みますよね。
高専からの編入は、そこがまるごと違います。
- 共通テストは、いりません
- 最初から、**その大学が独自に行う「編入試験」**を受けます
- 入学するのは、大学の3年生から(=1・2年生ぶんはスキップ)。大学によっては2年生からのことも
高専の5年間で専門の土台ができているから、途中(3年生)から大学に合流できる——そういう仕組みです。「高校→大学受験」とは、別物の入り口だと思ってください。
② 試験科目は、大学ごとにバラバラ
ここが最初の関門です。何を試験で課すかは、大学によって全然違います。
よく出るのは、こんな組み合わせ:
- 数学(ほぼどこでも)
- 英語(後述。TOEICが使えることが多い)
- 専門科目(学科による。物理・化学・電気など)
- 面接
「数学だけ」の大学もあれば、「数学+専門+面接」の大学もある。科目数も中身も大学次第。だから「行きたい大学が、何を課すか」を早めに調べるのが、すべての出発点になります。
③ 英語は「TOEIC」が使える大学が多い(これ、知らなかった!)
私がいちばん驚いたのがこれです。
多くの大学で、編入の英語は”当日の英語テスト”ではなく、「TOEIC」や「TOEFL」のスコアを提出する形なんです。
たとえば東北大学の工学部(2027年度)の募集要項には、はっきり「英語は筆答試験を行わず、TOEFL または TOEIC のスコアを利用する」と書かれています。(東北大学工学部 募集要項PDF)
これが何を意味するか——英語は、受験本番より”前”に、コツコツTOEICのスコアを上げておく勝負だということ。だから編入を考えるなら、早めにTOEICの勉強を始めておくと、あとで効いてくるんです。
④ チャンスが多い——何校も受けられる
普通の国立大受験は、前期・後期で実質1〜2校ですよね。でも編入は違います。
編入試験は大学ごとに日程がバラバラ。だから、日程さえ重ならなければ、何校でも受けられます。(国立大を複数挑戦することも可能)
これは編入の大きな魅力です。ただし、その分「どの大学を、どう組み合わせて受けるか」という作戦が大事になります(科目が大学ごとに違うので、対策を絞らないと分散してしまう)。
⑤ お金は、いくらかかる?
親として、いちばん気になるところですよね。ざっくり、こう分かれます。
| 項目 | 目安 |
|---|---|
| 受験料(1校) | 数万円程度。複数校受けると積み上がる |
| 交通費・宿泊費 | 日程が離れていると、その都度かかる(地味に大きい) |
| 予備校に通う場合 | 数十万円(例:ある編入予備校で約74〜80万円)(ECC編入学院 料金) |
| 独学の場合 | 参考書代(数万円)でおさえられる |
つまり「予備校に通うか/独学か」で、かかるお金は10倍以上違うこともあります。だからこそ、次の疑問が大事になります。
⑥ 予備校は、必要なの?
結論から言うと——必須ではありません。
- 高専は専門の土台があるので、独学やオンライン教材で編入合格する子も、たくさんいます
- 一方で、「理系科目に不安がある」「一人だと続かない」場合は、編入専門の予備校やオンライン塾(数学・物理に特化したところ等)を使う手もあります
⑦ だから編入は「情報戦」。そして、親ができること
ここまで見て分かるのは、編入は”勉強”の前に、まず”情報を集めて作戦を立てる”勝負だということ。仕組みも試験も大学ごとに違うから、知っているかどうかで動き方が変わります。
そして、その情報集めは——子ども一人で抱えなくていい。 理系の勉強は本人がやるけれど、
- 募集要項や日程を一覧に整理する
- TOEICや受験費用の計画を一緒に立てる
- お金や日程の現実を家族で話し合う
こういう「段取り」の部分は、親が支えられます。私自身、まだ手探りです。でも「一緒に調べてるよ」という姿勢そのものが、子の心細さを少し軽くする——そう信じて、これから娘と一歩ずつ進んでいきます。
🌷 まとめ:全体像がわかれば、もう怖くない
- 編入は共通テストなし・3年次から・大学独自の試験
- 試験科目は大学ごとにバラバラ。早めに調べるのが出発点
- 英語はTOEICが使える大学が多い=早めの準備が効く
- 何校も受けられるのが強み
- お金は予備校か独学かで大きく変わる。予備校は必須ではない
何も分からなかった私でも、ひとつずつ並べたら、ちゃんと地図が見えてきました。同じ場所に立つ親御さんの、半歩先を照らせたら嬉しいです🌷
これから、各大学の試験内容の比較や、お金の準備、予備校の選び方を、保護者目線で一つずつ記事にしていきます(準備中)。
娘の編入を応援すると決めたきっかけは高専から大学編入、母が全力で応援すると決めた理由|準学士問題を知ってに書いています。