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高専から大学編入、母が全力で応援すると決めた理由|準学士問題を知って【2026年最新】
大学編入・進路 📅 ✏️ めぐりん

高専から大学編入、母が全力で応援すると決めた理由|準学士問題を知って【2026年最新】

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ママ、私はやっぱり高専から大学に編入するよ。入学した時から決めてるし、海外にも興味あるしね。

めぐりん めぐりん

(そうだよね、この子は最初からブレてない。……正直、私は「高専卒でも十分なのに」って思ってたけど。準学士のこと、知るまでは。)

これは、最近わが家であった会話です。

娘は、高専に入学したときから「大学に編入する」と決めていました。その気持ちは、今もまったく変わっていません。

変わったのは——私(母)のほうでした。

高専は就職に強いし、国内ではとても評価が高い。だから私は内心、「高専卒でも十分なんじゃない?」と思っていたんです。ところが、ある動画で「準学士(じゅんがくし)」という言葉の本当の意味を知って、その考えが大きく揺れました。

この記事は、

  • 「準学士」って何? 学士(大卒)と何が違うの?
  • なんで高専だけ、学位がもらえないの?
  • 2026年6月、国がついに動き出したって本当?
  • それを知って、私がなぜ「娘の大学編入」を全力で応援すると決めたのか

を、同じ高専生の親として、できるだけやさしくまとめたものです。むずかしい制度の話も、出典をつけて正確に、でも分かりやすく書きました。


そもそも「準学士」って何? 学士(大卒)と何が違うの?

まず、言葉の整理から。

  • 学位(がくい) … 大学を出ると「学士(がくし)」、大学院だと「修士」「博士」。これは degree といって、世界共通で通じるもの。
  • 称号(しょうごう) … 「立派な力がありますよ」という呼び名。ただし、日本国内だけで通じるもの。

そして——

高専の本科(5年)を卒業してもらえる「準学士」は、“学位”ではなく”称号”です。

これは私の思い込みではなく、学位制度の公式機関である「大学改革支援・学位授与機構(NIAD)」が、はっきりこう説明しています。「高等専門学校の卒業者には、準学士の称号が付与されます」と。(大学改革支援・学位授与機構 公式Q&A)

国内で就職したり、大学に編入したりするぶんには、これで困ることはあまりありません。だから多くの人が問題に気づかないまま過ごしてきました。私もそうでした。

でも、海外が関わると話が変わってくるんです。


なぜ高専だけ「学位」がないの? 短大は格上げされたのに

ここがいちばん「えっ」と思ったところです。

実は昔は、高専も短大も同じ「準学士」という称号でした(1991年の学校教育法改正でできました)。

ところが——

2005年、短大の卒業生には「短期大学士」という正式な”学位”が新しくつくられました。でも、高専の「準学士」は称号のまま、取り残されてしまったんです。

これも公式に確認できる事実で、学位授与機構が「2005年10月から短期大学士の学位が授与されるようになりました」と明記しています。(大学改革支援・学位授与機構 公式Q&A日経ビジネスの解説記事)

なぜ高専は取り残されたのか。ひとことで言うと、国内では困らなかったから。高専は就職率も進学率も高く、卒業生が国内で活躍できていたので、「学位がない」ことが大きな問題として声に上がらなかった、と言われています。

短大に20年以上も遅れて、いまようやく議論が始まった——というのが今の状況です。


海外で、実際に何が困るの?

「称号でも国内で困らないなら、別にいいのでは?」

私も最初はそう思いました。でも、調べていくうちに、こんな実例を知りました。

ある高専卒業生の女性(志村美代子さん・実名で報じられています)は、30代半ばでアメリカの大学に出願したとき、初めて「自分は学位を持っていない」ことに気づいたそうです。準学士という称号だけでは、海外で「学士(bachelor)」と同じには見なされず、手続きで苦労された、と。(日経ビジネス)

日本経済新聞も「日本にしかない高専、正式な学位なし 海外で学歴詐称を疑われるリスク」という見出しで、この問題を取り上げています。

具体的に困りうる場面は、こんなところです。

国(文科省)は「高専卒はグローバルに活躍してほしい」と言っているのに、いざ海外に出ると、この”学位がない”ことが足かせになりかねない——。ここに矛盾があったわけです。


2026年6月、国がついに動き出しました

ここからが、いちばんお伝えしたい最新ニュースです。

2026年6月、文部科学省が「準学士を、国際的に通用する正式な”学位”として扱う」方針を明らかにしました。 英語の呼び方も、これまでの「Title of Associate(称号)」から「Associate Degree(学位)」へ変える方向で、2027年の通常国会での法改正を目指す、と報じられています。

これは時事通信・共同通信・読売新聞・日本経済新聞といった複数の大手メディアが、それぞれ独立して報道しています。(共同通信(Infoseek配信))

長く取り残されてきた問題が、ようやく前に進もうとしている。高専の親としては、すなおに嬉しいニュースです。

ただし——ここは正直に書きます。


娘の「大学編入」を、母が全力で応援すると決めた理由

ここからは、制度の話ではなく、ひとりの母としての気持ちです。

さきほども書いたとおり、娘は高専に入ったときから「大学に編入する」と決めていました。その気持ちが、ブレたことは一度もありません。

正直に打ち明けると——揺れていたのは、私のほうでした。

「高専は国内ですごく評価が高いし、就職も強い。わざわざ編入しなくても、高専卒で十分やっていけるんじゃない?」。娘の決意を応援しているつもりで、心のどこかで、そう思っていたんです。

でも、準学士問題を知って。その考えは、はっきり変わりました。

  • いつか娘が、海外の大学で学びたいと思う日が来るかもしれない
  • 将来、仕事で海外に行くことがあるかもしれない
  • そのとき、「学位がないから」で、娘の選択肢が狭まってほしくない

娘は毎年、学校の海外研修にも行かせてもらっていて、外の世界に目が向いています。だからこそ、どこに行っても胸を張れる”学士”を、確実に持たせてあげたい

制度が変わるのを待つ、という手もあります。でも、いつ変わるか分からないものを待つより、親として、娘が決めた大学編入を、全力でサポートしよう——。準学士問題は、私にそう決めさせてくれた出来事でした。

もちろん、これはわが家の今の気持ちであって、正解はひとつではありません。それでも、同じように我が子の進路に迷う方の、半歩先を照らせたらと思って書いています。


高専卒が「学士(大卒同等)」を確実に得る、2つの道

では、いま現在、高専卒の子が確実に「学士」を手にするには、どんな道があるのか。公式に確認できたのは、大きく2つです。

① 専攻科(2年)に進んで、学位授与機構の審査を受ける

高専の本科(5年)のあとに、専攻科(せんこうか/2年)に進み、決められた単位(62単位以上)を取って、「大学改革支援・学位授与機構」の審査に通ると、「学士」の学位がもらえます。学位を出すのは高専ではなく、この機構です。(国立高専機構 公式学位授与機構 公式)

高専に残ったまま、あと2年で学士を取れる。これは高専ならではの、よくできた制度です。

② 大学の3年次に編入する

もうひとつが、大学への編入学。高専卒業(または専攻科修了)から、大学の3年次に編入して、卒業すれば、4年制大学の卒業生と同じ「学士」が得られます。

高専からの大学編入については、進学実績や仕組みを別の記事にまとめる予定です(準備中)。


🌷 まとめ:知っておけば、慌てなくていい

最後に、要点を整理します。

1. 高専卒の「準学士」は、学位ではなく称号

国内では困らないけれど、海外では「学士(大卒)」として認められないことがある。これは事実です。

2. でも2026年6月、国が「学位化」に動き出した

文科省が方針を示し、2027年の法改正を目指しています。ただし、まだ決定ではありません。

3. 親ができるのは、選択肢を残しておくこと

制度を待つのもよし。専攻科や大学編入で、確実に学士を取る道を考えておくのもよし。知っていれば、いざというとき慌てずに選べます。

「高専に決めたけど、これでよかったのかな」と不安になる必要はありません。むしろ、高専には専攻科という学士への近道もあるし、編入の実績もある。進路の出口は、思っているより開かれています。


高専から大学編入を目指す道や進学実績については、高専、向いてないかも?と悩む中3母へや、わが家の受験の記録受験生1%の高専受験|娘と歩いた15歳・県外進学の1年も、あわせてどうぞ。

高専そのものが不安な方は、高専が不安な親へ|全国22校のQ&Aが答えてくれた「7つの本音」に、先輩保護者の声をまとめています。

同じ立場のお母さんの、半歩先を照らせたら嬉しいです🌷