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高専「やめとけ」は本当?後悔する子としない子の違い
学校選び 📅 ✏️ めぐりん

高専「やめとけ」は本当?後悔する子としない子の違い

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子どもが「高専に行きたい」と言う。でも検索すると、「高専 やめとけ」「高専 後悔」という言葉が並んでいて、不安になっていませんか。

私もそうでした。娘が高専を志望したとき、ネガティブな評判を見るたびに「本当に、この道でいいの?」と眠れなくなりました。

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「やめとけ」って書かれてると、親としては一気に怖くなりますよね。でも——本当のところはどうなのか、ちゃんと知りたかったんです。

結論から言います。「やめとけ」と言われる理由には、事実もあります。でも、後悔する子としない子には、はっきりした”分かれ目”があります。 この記事では、娘を国立高専に送り出した母が、デメリットも全部正直に書いたうえで、後悔しないための見極め方をお伝えします。


結論:後悔を分けるのは「自分から動けるか」だと思う

はっきり言います。

確かに、留年や課題の多さなど、きつい面はあります(このあと正直に全部書きます)。でも——私が調べた声や、娘を見て感じていることを重ねると、「後悔した」という声の多くは、専門に興味を持てないまま、自分から動けなかった苦しさから来ているように感じました。

部活、友達、行事、海外研修、研究、インターン、先輩とのつながり——全部じゃなくていい。何か一つでも自分から飛び込める子は、後悔を減らせるのだと思います。むしろ、地元の公立・私立高校に負けないくらいの経験と、人との出会いに恵まれる学校だと、私は思っています。

だから私は、「高専 やめとけ」という言葉だけで判断するのは、もったいないと思っています。高専は、チャレンジしたい子の背中を押してくれる学校でもあるからです。

この記事では、デメリットも正直に書いたうえで、「後悔する人」と「後悔しない人」が何で分かれるのかを、はっきりお伝えします。


「高専やめとけ」と言われる理由は本当か?(事実は正直に)

ごまかさず、デメリットを全部書きます。そのうえで実態と対策をセットにします。

言われる理由事実?実態・対策
留年・進級が厳しい本当基準が高校より厳しい。自己管理と、入学前からの先取りで対策できる
レポート・課題が多い本当専門教育ゆえ。コツコツ型の子は強い
5年間、学科を変えにくい本当だから「興味の方向」の見極めが最重要(後述)
クラス替えがなく人間関係が固定一部本当合う子には”居心地のいい居場所”になる
大学受験ルートが普通科と違う誤解寄り「編入」という別ルートがある(後述・約4割が進学)

後悔する子としない子の違い

高専卒・在校生の声を調べてわかった、**最大の後悔は「興味のない学科を5年間」**でした。逆に言えば、ここを外さなければ後悔はかなり防げます。

後悔しにくい子の特徴:

  • 機械・情報・化学など、専門分野に”興味”がある(成績が良いだけ、ではない)
  • 自分で手を動かして作る・調べるのが好き
  • 一匹狼でも平気/自己管理ができる
  • 部活・行事・研究・海外研修など、何か一つでも”自分から”飛び込める(これが一番大きい)

注意したい子の特徴:

  • 「成績がいいから」「国立で学費が安いから」だけで選ぼうとしている
  • 物づくりや理数の専門に、本人がピンときていない

もし合わなかったら、人生終わり?

親がいちばん怖いのは、「合わなかったら、もう取り返しがつかないのでは」という不安だと思います。私もそうでした。

でも——高専は「合わなかったら終わり」ではありません

  • 大学・他校への編入や転校という道がある
  • 高卒認定を取って大学受験に切り替えることもできる
  • そもそも本科卒の約4割が大学編入・専攻科へ進学している(=出口は1つじゃない)
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「やり直せる道がある」と知っただけで、私は夜眠れるようになりました。恐怖の正体は、たいてい”知らないこと”なんですよね。


突き進む前に、親子でやっておくこと

「このまま受験に突き進んでいいのか」が不安なら、決める前にこれだけはやっておくと後悔しません。

  1. オープンキャンパス・高専祭に行く(実物・在校生の空気を見る)
  2. 「高専で何をしたいか」を子ども自身に言葉にさせる(成績ではなく興味の確認)
  3. 「落ちたら・合わなかったら」の備えを用意しておく(私立高専・二次募集など)

3つ目は、私自身が実際にやった備えです。第一志望に全力を尽くしつつ、「もしも」のルートも準備しておくと、親の心が落ち着きます。


それでも「間違ってない」と思える理由(データで安心)

デメリットを踏まえてもなお、私が「この選択は間違ってなかった」と思えたのは、高専卒の”その後”を知ったからです。誇張せず、出典つきで。

  • 就職率 99.0%(令和6年度・高専機構)・求人倍率 約30倍(令和6年度・国立高専本科卒/文部科学省検討会資料)。一般的な大卒求人倍率と比べても、かなり高い水準です
  • 就職先は旭化成・JR西日本・三菱電機・京セラ・パナソニックなど大手がずらり
  • 約4割が進学(大学編入25%+専攻科15%/編入後は旧帝大にも)
  • 社会評価も高い:文科省委託調査では、企業の約8割が「採用したい」、40歳時点で約4割が大卒同等以上の処遇とされています(2024年)

さらに追い風:国が「高専を強くする」と動き出した

実は今、高専はものすごい追い風の中にいます。2026年6月、文部科学省が「高等専門学校の機能強化に関する検討会」を立ち上げ、国として高専を大きく強化する方向で動き始めました。

親としてうれしい方向性が、これだけあります(出典:文部科学省 同検討会資料・2026年6月)。

  • 💰 国が本腰で投資:高度化・国際化に年631億円規模、公立高専の新設には1校あたり最大20億円の支援。「学生数を増やす」と国が明言
  • 🌸 女子に追い風:今の女子比率は約24%。国が「多様性の確保」を選抜見直しの柱に掲げ、女子をさらに増やす方向へ
  • 🎓 「準学士」問題も改善へ向けて検討中:海外で不利になりやすかった称号を「学位」にする方向で検討開始。学歴の国際通用性が上がっていく可能性があります
  • 📚 学べる分野が広がる:工学だけでなく、農業・コンテンツなど新分野への拡大を検討
  • 🏫 通える地域が増える:滋賀・愛知・福岡市などで公立高専の新設が進行中

人と違う1%の道。でも、その道を国が全力で太くしようとしている——そう知ったとき、私の不安は確信に変わりました。


母の本音:調べるほど、ファンになった

最後に、データではない話を少しだけ。

「やめとけ」と検索して不安だった私ですが、調べるほどに高専という世界に惹かれていきました。ロボコン・デザコン・Dコンで本気で競い合う高専生の姿。15歳から手と頭をフルに動かす子どもたち。気づけば私は、高専のファンになっていました。

最近、身近に高専卒の方がいて、仲良くなりました。不思議なことに、「子どもが高専に通っている」と話すと、向こうから「実は僕も高専卒なんです」と声をかけてくださるんです。高専卒は数が少ない分、出会えたときのつながりが濃い。狭い世界だけど、みんな広い世界で活躍しています。

私が娘にいつも言っているのは、「その道で成功している先輩や人に、会いに行きなさい」ということ。高専には、その出会いのチャンスがたくさんあります(※SNSで知らない人とつながるのは親として心配なので、わが家は”高専を通した出会い”に限定しています。それでも十分すぎるほど機会があります)。

人に会いに行く。話を聞く。自分が頑張っていることを話す。宣言する。——そうやって動くと、出会いがヒントになり、刺激になり、やがて同じ方向を向く仲間ができます。「今やらずに、いつやるの?」——と、娘には定期的に言っています(笑)。若いというだけで周りが可愛がってくれる、若さは何よりの武器です。その時期に動かず「あの頃やっておけば」と後悔している大人は、たくさんいます。

だから私は、後悔しない一番の方法は「自分から動くこと」だと思っています。そして高専は、その背中を全力で押してくれる学校でした。

「やめとけ」の言葉に立ち止まっている親御さんに伝えたいのは——デメリットを正直に知ったうえで、それでも選ぶ価値がある道だということ。受験生のわずか1%の選択を迷う、その背中をそっと押せたら嬉しいです。


よくある質問(FAQ)

Q. 「高専やめとけ」の理由は本当ですか?

A. 留年の厳しさ・課題の多さ・学科を変えにくい点は事実です。ただし”合わない子にとって”きついという話で、興味が合えば大きな強みになります。

Q. 高専に入れて後悔した親はいますか?

A. います。多くは「興味のない学科を選んでしまった」ケース。逆に、興味の方向さえ合っていれば後悔はかなり防げます。

Q. もし合わなかったら、やり直せますか?

A. 編入・転校・高卒認定など、やり直せる道はあります。「合わなかったら終わり」ではありません。

Q. 高専卒は就職や年収で不利になりませんか?

A. 就職率はほぼ100%・求人倍率は約30倍(令和6年度・国立本科卒/文科省資料)で就職に強いです。年収は初期は有利、生涯では大卒が上回ります。編入や専攻科で大卒同等のルートにも進めます。

Q. 「準学士」だと、学歴で不利になりませんか?

A. 本科卒は「準学士」という称号ですが、大学編入や専攻科修了(=学士取得)で大卒同等のルートに進めます。さらに2026年、国がこの称号を「学位」にする方向で検討を始めました。まだ決定ではありませんが、学歴面の不安は少しずつ改善へ向かっています。


まとめ:「やめとけ」に振り回されないための3つ

1. デメリットは事実として知っておく

留年・課題・学科の固定。隠さず知ったうえで判断するのが、いちばん後悔しない。

2. 後悔の分かれ目は「自分から動くか」

専門への興味があり、部活・行事・研究などに自分から飛び込める子は、後悔を減らしやすい。「やめとけ」の声だけで判断せず、わが子に合うかを見ていく。

3. 知れば、不安は確信に変わる

就職・進学・社会評価のデータを知れば、「人と違う道だけど間違ってない」と思える。

「やめとけ」の3文字で立ち止まっている親御さんの判断材料になれば嬉しいです。


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参考にした公式データ(出典)