【中3・5月】高専塾の選び方|親子で3社を比較した記録
4月に「高専を目指そう」と動き出した我が家。
5月に入り、新たな現実が見えてきました。
情報は増えた。でも、娘の学力で本当に高専を目指せるのか——という不安が、今度は胸に広がっていきました。
この記事では、中3の5月に向き合った”塾選び”のリアルを記録します。
高専受験は情報が少ない上に、「普通の塾では足りない」と言われる特殊ジャンル。
我が家が比較検討した塾と、最終的な決め手を、同じ立場の保護者の方に共有します。
この記事でわかること
- 高専受験は普通の塾では足りない理由
- 高専受験で検討できる塾の3タイプ
- 高専専門塾2つ(ナレッジスター・飛高専塾)の特徴と比較
- 入塾後に得られた”戦略情報”
- 5月の不安との向き合い方
4月から5月|スタートを切った後の新しい不安
📌 4月は「扉を開く月」。5月は”本当に目指せるのか”という学力の現実に直面する月。
4月の記録は、中3の4月|高専受験はここから始まった で書きました。
地元高専への問い合わせ、個別相談、情報収集——選択肢としての高専は見えてきた段階でした。
5月に入ると、話が一段具体的になります。
「本当にこの子が高専に入れるのか?」。4月の興奮が落ち着いた頃、学力面の心配が頭をもたげてきました。
具体的な不安は、こんなところでした。
- 娘の成績で高専を目指せる学力なのか
- 中2の1年間は塾に通っていなかった(自主学習だった)
- 高専受験の過去問が、普通の高校受験とまったく違う
- 中学校の担任の先生は、高専の制度に詳しくない
「塾が必要かもしれない」。
これが、5月に直面した最初の現実でした。
1. なぜ「普通の塾」では足りないのか
📌 高専入試は普通の高校入試とはかなり違うと言われる特殊ジャンル。一般塾では対応が追いつかないケースが多い。
我が家が高専受験の情報を集め始めて、早い段階で気づいたこと。
それは「高専入試は普通の高校入試とは出題傾向がかなり違うらしい」ということでした。
具体的に耳にしたのは、こんな話です。
- 中3後期の内容(三平方の定理など)が多めに出る、と聞くことが多い
- 数学・理科の応用力が重視される傾向
- 学校によっては理系科目に傾斜配点を採用している高専もある
- 推薦入試は内申点・面接・志望理由書などの総合評価
こうした出題傾向や制度の具体は、高専受験を専門にしている塾の情報発信や各高専の公式募集要項で確認するのが一番確実です。
我が家も、塾の無料相談で初めて”高専独自の出題パターン”を体系的に説明してもらえたのが、大きな転機でした。
塾の先生からも「高専受験なら専門塾がいいですよ」と言われることが多く、改めて高専受験の特殊さを実感しました。
のちに出会った保護者から聞いた話
その後、受験を通じて出会った保護者の方たちから、同じような話を何度か聞きました。
地元の塾の先生を責めているわけではなくて、それくらい高専入試は特殊で、普通の塾では対応が難しいということなんですよね。
2. 塾の3タイプを調べた
📌 我が家が調べたのは「①高専専門塾(オンライン)」「②地元の個別塾」「③大手進学塾」の3タイプ。
タイプA:高専専門塾(オンライン中心)
全国対応・高専に特化しているのが最大のメリット。
- 全国どこからでも受講可能(地方居住者に強い)
- 講師も高専出身者・高専受験経験者が多い
- 最新の過去問・傾向分析が蓄積されている
- 生徒同士のネットワーク(同じ目標の仲間)
代表的なのは ナレッジスター(学研グループ) と 飛高専塾。のちほど詳しく比較します。
タイプB:地元の個別塾(対面)
対面の安心感と、近さが魅力。
- 対面の安心感、通塾時間も短い
- 娘の性格・理解度に合わせた指導が受けやすい
- ただし、高専受験対応の塾は少ない
- 講師が高専受験に不慣れな場合、過去問対策が不十分になりやすい
タイプC:大手進学塾の高校受験コース
合格実績や教材は充実しているけれど、高専特化ではないのが弱点。
- 合格実績や教材は充実
- 高専受験生は少数派で、集団授業では埋もれがち
- 高専の推薦・傾斜配点・最寄地受験などの制度に疎い講師もいる
- 高校受験対策の延長になりがちで、高専特有の対策は自力になる
3. 高専専門塾 比較:ナレッジスター vs 飛高専塾
📌 高専専門塾の2大巨頭、ナレッジスター(学研グループ)と飛高専塾。それぞれ特色があり、子どもとの相性で選ぶのが正解。
2塾の比較表
まずは全体像を一目で。詳細は表の下に続きます。
| 項目 | ナレッジスター | 飛高専塾 |
|---|---|---|
| 運営 | 株式会社エニバ(学研グループ) | 飛高専塾 |
| 形式 | 完全オンライン(Zoom) | 対面+オンライン(ハイブリッド) |
| 対面校舎 | なし | 13校舎(広島・山口・岐阜・三重・兵庫・大阪・福岡) |
| 全国対応 | ◎ | ◎(オンラインで) |
| 指導スタイル | 個別指導+集団演習+映像授業 | 少人数制プレゼン方式 |
| 講師 | 「高専スペシャリスト」認定制度 | 広島県内初の国立高専卒講師がカリ作成 |
| 合格率(公式) | 98.65%(11年の指導歴) | 3年連続100% |
| 直近実績 | 2026年度 273名合格 | 複数高専に合格者輩出 |
| 料金(公式) | 5教科月4回 49,800円〜/入塾金3万円 | 月額 15,000円〜 |
| 塾主催模試 | ✅ 全国高専模試(年5回・塾生無料) | ✅ 飛高専塾模試(塾生無料) |
2026年、選択肢は一気に広がった
2024-2025年頃までは、飛高専塾はまだ対面中心で地方在住者にはハードルが高かったのですが、2026年現在はライブオンラインで全国対応に拡充。
これから受験する方にとっては、大きなメリットです。
🔵 ナレッジスター(学研グループ)
2026年3月に学研グループ入り。完全オンラインで全国対応、高専受験に特化した塾です。
料金の目安(公式サイト記載):
- 5教科対策 月4回 49,800円/月8回 69,800円
- 入塾金 30,000円(キャンペーンで無料になることも)
🟠 飛高専塾(日本初のハイブリッド型)
対面+オンラインのハイブリッド型で、国立高専受験に特化。
広島県内初の国立高専卒の講師がカリキュラムを作成しているのが大きな強みです。
料金の目安(公式サイト記載):
- 高専受験コース 月額 15,000円〜(詳細は公式サイトで要確認)
どっちを選ぶ?のポイント
どちらもいい塾なので、最後は「お子さんとの相性」で決めるのが正解。
ざっくりの方向性としては——
- オンライン中心でOKなら → ナレッジスター 地方在住、自己管理できるお子さん、最新情報に囲まれたい家庭向き。
- 対面の緊張感+オンラインも欲しいなら → 飛高専塾 対面校舎が通える範囲にある家庭、少人数制で先生との距離が近い環境を好むお子さん向き。
- 迷ったら → 無料相談で決める どちらも無料相談・体験授業あり。子どもが「ここなら頑張れる」と思えるかが最大の決め手です🌸
4. 入塾後に得られた “戦略情報”
📌 入塾の最大の価値は、塾からしか得られない戦略情報。過去問の傾向、学習スケジュール、推薦対策の細部まで。
ネットで独学するのと、塾に入って指導を受けるのとでは、情報の質が桁違いでした。月謝以上の価値を感じたのは、この”戦略情報”の部分です。
衝撃だった情報 TOP3
入塾して「えっ、そうだったの!」と驚いた情報が3つあります。
塾に入って実感したのは、“勉強法そのもの”を見直す重要性。
普通の高校受験の勉強スタイルのままでは、高専入試の独特な出題傾向に追いつきません。
5. 塾を選ぶときに大切にしたこと
今振り返って「ここは大事だった」と思うポイント
高専受験は情報が少なく特殊な世界。
親も分からないことだらけなので、最後は先生が頼りになります。
我が家が塾を見るときに大切にしていたのは、次のようなことでした。
塾はあくまで”娘が走り切るための伴走者”という感覚でした。
親が良いと思っても、本人が続けられなければ意味がない。
だから最後は娘の直感を大事にしました。
「高専専門塾」以外の選択肢もあります
意外と知られていないのですが、一般の塾でも高専出身の先生がいたり、高専受験に慣れている地元塾が地方にはあります。
私自身の出身地は国立高専が近くにある地域で、実家近くの進学塾の中にも「高専受験のノウハウを持っている塾がある」と、妹から聞いたことがあります。
お住まいの地域が高専が近い、もしくは高専と歴史的につながりのあるエリアの場合、地元の塾にも一度問い合わせてみると選択肢がさらに広がるかもしれません🌸
「高専受験=専門塾一択」ではなくて、お子さんと家庭に合う場所を柔軟に探すのが一番だと思います。
諦めずに問い合わせてみる
進学塾や地元の塾でも、「高専を目指しているんです」と相談すれば、サポートしてくれる塾は必ず見つかります。
問い合わせをするときは、次の3つをしっかり確認するのがおすすめです。
塾選びは、想像以上に大事な局面です。
後から慌てないためにも、まずは問い合わせて”どんな指導をしてくれるか”を聞いてみる。
これが最初の一歩だと思います。
受験を終えて感じたこと|自走力を育ててくれる塾を
少し厳しいことを言うようですが——
自走できない、自主学習を進められない子は、高専に入学した後で辛くなる。
娘の姿を見ていて、本当にそう実感しました。
だから塾選びで大切なのは、合格がゴールではなく、入学後の自走力まで育ててくれるかどうか。
そんな塾を選べると、その後の5年間がぐっと楽になります。
寄り添ってくれる、プラス”自主学習でどんどん進められる力”を伸ばしてくれる塾。そんな塾に出会えると、本当にいいですよね🌸
これから塾を選ぶ保護者さんへ|無料相談で聞くとよい5つのこと
どの塾でも、無料相談・体験授業は受けられます。
我が家が「聞いておいてよかった」と思う質問を共有します。
6. 5月の不安との向き合い方
📌 勉強面の見通しは立ったが、「本当にうちの子に合ってるのか」という根本的な不安は消えない。親子で対話を重ねた時期。
塾が決まって、カリキュラムも見えてきた。
でも、5月の夜、寝る前にふと浮かぶ不安がありました。
「14歳の今、5年間の進路を決めさせていいんだろうか」。これは塾に入っても解決しない、親の心の問題でした。
親子で意識した3つのこと
焦らないために、我が家が意識していたことが3つあります。
- 決めるのは娘自身——親は選択肢を広げる役、決めるのは本人
- まだ”候補”段階でOK——6月以降の見学・体験で変わっていい
- 不安を娘にぶつけない——親の不安は親の中で処理する
ママが毎日「大丈夫?」って聞いてたら、たぶん私もっとプレッシャー感じてた
その言葉、あとから聞いて”やっぱり意識してよかった”って思いました🌸
7. 5月に親がやっておくべきこと
📌 5月は”塾を決めて勉強スタート”と”不安管理”、この2軸で動く月。
最後に、5月に親がやっておきたい7項目をチェックリストで。
- 高専専門塾を2-3校ピックアップして無料相談を受ける
- 子どもが「ここなら頑張れる」と感じた塾を選ぶ
- 年間の学習スケジュールを塾と一緒に立てる
- 中3範囲を夏休みまでに終える計画で予定を組む
- 受験費用の年間予算を試算(塾・模試・受験料・交通費)
- 志望校候補を3〜5校に絞り始める(まだ決定ではない)
- 親自身の不安を言葉にして、夫婦で共有する時間を作る
まとめ:5月は “地盤を固める月”
4月が「扉を開く月」なら、5月は”地盤を固める月”。
塾選びと親の覚悟が、残りの10ヶ月を支えます。
中3の5月は、華やかなイベントはありません。
でも、ここで塾を決め、親が腹をくくれるかが、その後の受験期の安定感を大きく左右します。
振り返ると、5月は”親の覚悟を決めた月”でした。「何があってもこの子を全力でサポートする」と腹をくくれた時期。
塾は受験の道しるべです。
合う塾を選べれば、親子ともに安心して走り出せます。
無料相談だけでも申し込んでみるのが、最初の一歩として一番おすすめです。
🌸 高専受験、塾選びで迷っている保護者さんへ
このブログでは、高専受験1年間の全記録を時系列で発信しています。4月の動き出しから、合格後の寮生活まで、保護者のリアルな体験を共有しています。同じ道を歩む仲間として、情報をシェアできたら嬉しいです🌷
📚 参考にしたリソース
高専専門塾 公式サイト
受験情報の参考
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💬 著者プロフィール
めぐりん|高専女子の母
娘が国立高専に進学したアラフォー母。情報が少ない高専受験の体験を、同じ立場の保護者の方に役立ててもらえるよう発信しています。